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Rinko☆Galerie

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それぞれ大切な年

久しぶりに韓国人の友達と会いました。ウィーンに来て最初のドイツ語学校の友達。もう5年の付き合いです。
彼女も今年、大きな試験がある年。Maturaというギムナジウム(高校みたいなものか?)卒業試験。Maturaを取れないと大学に入学できないのでかなり重要です。
でもこっちの学校は大学入学のための手伝いを一切してくれないので、一から全部自分で「何を大学で学びたいのか?」「どうやって入学手続きするのか?」など考えなければならないらしく、すごく大変そうです。日本の学校なら在学中に少なくとも適正テストや進路希望調査、個人面談、大学案内、卒業生の体験記等があるから、はっきり「何をしたいのか」わからなくても、自分について考えなければならない時間が設けられていますが、こっちは一切なし。大学の科も最初からかなり専門的に分かれているので、本当に自分が何を学びたいかがわからない人にとっては、入学する科を選ぶのもすごく苦労するらしい。しかも卒業するのに6年とかかかるの普通だから、途中で「やっぱり違う勉強がしたい」と思っても、また最初からやり直すともっともっと年数たってしまうからそれも簡単に決められず、なんとなくその勉強をし続けて、好きでもないその勉強関連の会社に就職する人が多いそうです。
彼女も言っていたけど、他の文化(国)から学べることもっとあるのになと思います。日本の教育もどうかなと思うこと多いけど、この話を聞いてここの国もなんだかなと疑問に思いました。

Maturaとった後卒業旅行みたいにクラスでどこかへ旅行することが多いみたいですが、それも彼女のクラスはないそうです。クラスのメンバーはずっと持ち上がりで変わっていないのに、年々中が悪くなっていくらしい。グループで何かするということがないので、本当に個人主義。それもどうかと思います。日本ならたとえば班に分かれてお掃除するとか、文化祭とか体育祭でグループ作って一緒に活動するとかあるけど、きっとそういうのも一切ないんだろうな。

他の文化から何か吸収できるものがあるのではないかとつくづく思いました。

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明日はバレンタイン。ナッツ入りチョコケーキを一緒に作りました
といっても明日は男の人が女の人にお花とかあげる日なんだけどね。
by rinko-lily | 2009-02-14 07:45